思い出コンテスト~語ろう、あのとき ウェスタで。~ 受賞作品発表! P.01

news2025年9月22日


『10年、また10年』
 しふぉん さん (10代)

2016年2月18日。ウェスタ川越が設立されて1年目のその日、私は6歳にして先にも後にもない体験をした。
「これがウェスタ川越かー!」ミュージカルの発表会で、新しくできたらしいウェスタ川越という建物に到着した。小さかった私の目にはそれがより一層大きく映った。今から私はこんな大きい舞台に立つの...?ときめきと同時に不安と緊張でいっぱいだった。舞台裏で衣装に着替え、ついに舞台へと上る。ついに次は私の出番だ。歌はたくさん練習してきた。ステージの前方に向かい、スポットライトが私に当たる。上手くやれる。
ウェスタ川越の大ホール。川越市最大の収容人数を誇り、10年前から今日にかけて数々の音楽家たちが立ってきたその舞台。いち市民の私が先に踏みしめていたと思うとこの体験が感慨深く、今も訪れる際は当時の記憶がよみがえる。10年前に出会ってから私の成長を見届けてくれたウェスタ川越。次の10年もよろしくね。

●審査員コメント
小さな勇気で立った初舞台の思い出を大切にしていただいていること、心から嬉しく思います。これからも成長のそばに寄りそう存在でありますように。
『一生の宝物』
 ミニコン さん (60代)

ウェスタ川越がオープンしたのは平成27年。その翌年の2月、指定管理者ネクストにより、川越の魅力を映像発信するCMコンテストが初めて企画された。全国の人にもっと川越を知って欲しいと思っていた私は、CM作成を決意。だが、作品には、俳優が必要。当時、高校生だった娘に、思い切って出演を頼んだ。断られると思っていたのだが、まさかの了承。そして、それまで一緒に出掛けたことなどなかった娘と、撮影のため、川越で一日デート。恥ずかしながらも夢のような時間を過ごすことができた。CMコンテストでは、奇跡的にウェスタ川越の市民ホールの舞台に登壇することができた。とにかく大きいというのが第一印象だった。そこから見た景色を一生忘れることはないだろう。このCMコンテストの作品は、その後、病気で早々に仕事をリタイヤした私にとって、就職のため川越を離れていった娘との大切な思い出である。

●審査員コメント
映像制作をきっかけに深まった家族の絆が微笑ましく感じました。舞台での感動と、娘さんとの大切な時間が当館から生まれたことを嬉しく思います。

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