思い出コンテスト~語ろう、あのとき ウェスタで。~ 受賞作品発表! P.02

news2025年9月22日

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『ウェスタ川越で見つけた夢』
 non さん (10代)

ウェスタ川越にミュージカル「ミス・サイゴン」が来る!その話を聞いたとき、まだ中学生だった私は期待に胸が躍りました。本番当日、会館の入り口をくぐり会場までの長い階段を一歩ずつ踏みしめて上がって行くと、つい先日、中学の合唱祭で使用した時とはガラリと雰囲気を変えた舞台がありました。大きなステージと客席との距離がとても近く思えました。演技を間近で見ていると役者さんの鼓動まで感じられるようです。息をすることも忘れる程作品に入り込んでいたのか、少し息苦しく、切なく、とても疲れた感覚だったことを覚えています。迫力のある芝居に圧倒され、生の舞台の素晴らしさを改めて感じた私は、絶対にこの舞台に立つ!と心に決めました。十八歳になった今、あの日心に決めた目標はさらに強い決意となり、いつかウェスタ川越の舞台で大きな作品の出演者として、あの時の大きな感動を、今度は違う誰かに届けられるようになりたいと思っています。

●審査員コメント
ミュージカル「ミス・サイゴン」と出会い、夢に向かって歩んでいることは大変嬉しく頼もしく感じます。舞台でお会いできる日を楽しみにしています!
『これからもずっとウェスタ川越』
 がんばれときもちゃん さん (30代)

ウェスタ川越の工事をしている時に、生まれたばかりの子供を抱っこしてお散歩しながらどのような施設ができるのかとても楽しみにしていた日々が懐かしく思えます。施設ができてからは子育て支援施設に何度も伺わせていただきました。優しいスタッフの皆様が本の朗読などのイベントも行っていただき楽しい時間を過ごすことができました。幼稚園には入ると音楽祭などの行事でコンサートホールに毎年行くようになり、年々難しいことができるようになる我が子の成長を見ることができました。そんな子供もすっかり大きくなりまして、ウェスタ川越で新成人の皆様を見るとつい我が子の将来を重ねてしまうようになりました。これからもずっとお世話になります。

●審査員コメント
ウェスタ川越と共に成長されたお子さまの様子に、時の流れを感じ胸が熱くなりました。「二十歳のつどい」でお会いできる日を楽しみにしております。
『頑張ってきた母へのプレゼント』
 ひろ さん (50代)

両親が離婚して、私は、母と二人三脚で生きてきました。母は愛情深く、働き者で、69歳まで昼夜、働きづめでした。私の会社へのお弁当も未だに作ってくれております。そんな母の大好きな郷ひろみさんがウェスタ川越に来てくださることが分かり、貯金箱に貯めておいた小銭を必死に計算し、急いでチケットを購入いたしました。母は一番後ろの席でしたが、お隣の方と踊ったり話したり、とても良かったと非常に喜んでおりました。足腰の悪い母ですが、楽しんでくれて、親孝行ができたかなと、最高の思い出となりました。そんな母も今年、80歳を迎えさせていただきます。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

●審査員コメント
日々頑張ってこられたお母さまが、舞台を通じて羽を伸ばしていただけたなら、本当に嬉しく思います。ぜひまた気軽に劇場に遊びにいらしてください!
『ウェスタの10年は娘の10年』
 ゆずママ さん (50代)

大好きな金管バンドの先輩と小3で初めてウェスタの舞台に乗ったのは川越市の演奏会でした。この写真はその3年後同じ演奏会でソロをやらせてもらった時のものです。この後コロナ禍となり、ひとりウェスタの練習室を何度借りて練習したことか…中学で吹奏楽部に入り活動できるようになると、雨の日も雪の日も大事な楽器を抱えて毎日登校しました。大会前は部活では足りないと友だちを誘ってまた練習室を借りたりして。今は高校3年生。なんと今年は課題曲演奏会で思い出のウェスタトランペットのトップで立ちました。まさに!10年。ウェスタ間と共に娘のトランペットも10年です。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

●審査員コメント
お子さまの成長とウェスタの10年が重なり感動しました。何度も足を運んでくださりありがとうございます。また窓口でお待ちしております!
『ダンシング&ウォーキング@ウェスタ川越』
 あや さん (40代)

ウェスタは、本当に良いウォーキングコースです。あの高くて気持ちの良い窓ガラスに自身の姿を映しながら、背筋をピンと伸ばし、腕を調子よく振りながら歩くと、いつもよりスタイルも良く見え…隙あらば、ストレッチや簡単な体操まで、鼻歌まじりで行ってしまいます。気分は勝手にミニステージです!又、子供が産まれた時は、毎日のように早朝、ベビーカー押し押し、時にはテーブルのある椅子で休憩を交えながら、散歩をしたものです。そのくつろぎのひとときが子供の記憶に残ってくれると思うと、楽しみで仕方ありません。本当に、広場が出来てくれて感謝です!日常に欠かせない場所です。ウェスタ10周年おめでとうございます!これからも、私たち市民の素敵な拠り所でいてくださいますよう、お願い申し上げると共に、益々のご活躍を心より応援させて頂きます!

●審査員コメント
ご利用ありがとうございます!建物の特徴(ガラス面が多くて大きい)と広い交流広場の良い面がよく現れていると思います。

『交流と学びそして夕焼けに包まれて』
 Raphaela さん (40代)

社会人になった今も、私の学びは続いています。ウェスタ川越のワークショップ・情報コーナーは、誰もが気軽に立ち寄れるオープンスペースで、私にとっては時に人と交流し、時に静かにパソコンで調べものをすることができる大切な居場所です。落ち着いた空間で言葉を交わしたり、パソコンに向かうと自然と集中できる―そんな雰囲気に支えられてきたように思います。勉強を終えて外に出ると、夕焼けに染まった空が広がり、その柔らかい光に包まれて疲れがほどけました。「また明日も頑張ろう」そう思わせてくれる瞬間が、確かにそこにありました。ウェスタでの時間と夕焼けは、これからも私の背中をそっと押してくれる大切な思い出です。
『私のライフワークを変えた場所、ウェスタ川越』
 M さん (50代)

ウェスタ川越が川越駅西口に開館して以来、私のライフワークが大きく変わりました。クラシックからミュージカル、演劇まで数えきれないほどの舞台を鑑賞し、心豊かな時間を重ねてきました。なかでも高校の大先輩・市村正親さんの舞台はほぼ制覇。『屋根の上のヴァイオリン弾き』や『ミス・サイゴン』には深い感動を覚えました。神田沙也加さんの『マイ・フェア・レディ』では彼女の輝きに心を奪われ、東京交響楽団の「新世界」では圧巻の迫力に鳥肌が立ちました。さらにゴスペラーズのコンサート、そして一昨日観た劇団四季『赤毛のアン』も忘れがたい思い出です。どの舞台も心を震わせ、感動が冷めない大切な時間。今では「趣味=ウェスタ川越」と言っても過言ではありません。施設は清潔で落ち着いた雰囲気、受付の方の丁寧な対応にも癒されます。徒歩5分で通える幸せを噛みしめながら、ここウェスタ川越で心震える舞台との出会いをこれからも楽しみにしています。
『憧れ』
 はな さん (10代)

中学の時、合唱祭をウェスタ川越でやっていました。実行委員だった私は、ホールに入る扉の前で待機するという役割をしていました。そこからは外が見えて、学校から川越駅へ向かう市立川越高校の生徒が見えました。大人からしたらただ歩いてる高校生に見えるかもしれませんが、中学3年生で、市立川越高校への受験を考えていた私にとっては、とてもキラキラしてて楽しそうに見えました。「自分もあんな高校生になりたい」と志した瞬間でした。今では、市立川越高校の3年生です。今でも、ウェスタ川越を見ると、あの時みたいに、頑張ろうって気持ちになれます!川越市立で育ったからこその体験だと思っています。
『母を連れて』
 まみ さん (50代)

市村正親さん出演の「屋根の上のヴァイオリン弾き」を、母と観覧しました。母にとっては人生初めてのミュージカルです。始まるまでは落ち着かない母でしたが、市村さんが登場した途端に大きな拍手が起こり、一気に引き込まれました。横に座っている母は、少女のように目をキラキラと輝かせ、時には声を上げ喜び驚き、ため息を漏らします。一瞬にして十九世紀末帝政ロシアの時代に引き込まれ、同じ時を生きているようでした。公演終了後、役者の方々の演技が自然で音楽も心地良く、賑やかな雰囲気が広がって伝わった! 等々、興奮して感想を早口で話し、またこんなミュージカルを観てみたいと言ってもらえたのがとても嬉しかったです。母がまたこのような経験をしてみたいと思えたのは、ウェスタ川越が観覧前からとても居心地よく、親しみやすく迎え入れてくれる雰囲気を持っているからだと感じました。またぜひ観劇の機会を持ちたいと思います!

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